2017年度管理職研修「人のマネジメントとメンタルヘルス」開催
去る平成29年6月5日〜6日、三井物産株式会社人材開発センターにて管理職研修「人のマネジメントとメンタルヘルス」が開催されました。
本研修は、積極的傾聴法を利用したマネジメント方法や部下のメンタルヘルスケアを中心に学ぶ機会となっています。
また、三栄会加入各社の社員同士の交流を図り、ネットワークを広げることも、一つの大きな目的としています。
今回は会員企業より11名が参加され、ケイ・エイチ・アール株式会社の小林幸博先生を講師にお迎えして、研修が行われました。
初日はオリエンテーションで総当たり自己紹介を行った後、研修に入りました。ここでは、人のマネジメントやメンタルヘルス管理の重要性についての講義、エゴグラムを使用した自己理解の実習、部下への対応法(簡単受容、くりかえし、質問、要約)についての説明、二人一組で上司と部下の対話記録をもとに適切・不適切な応答を発表する実習が行われました。特に積極的傾聴法を利用した部下への対応法が本研修の重要なポイントなるため、受講者全員が熱心に参加していました。
初日の研修終了後に行われた懇親会では、参加者全員が打ち解け合い、会社の枠を超えて盛り上がりました。
二日目は前日の事例検討のまとめの後、企業におけるメンタルヘルスケアの講義、積極的傾聴法を利用した部下への対応法の総まとめとして、話し手・聞き手・観察者の三人一組となり交代で実習を行い、それぞれの立場での気付きを発表しました。傾聴法のポイントは相手の感情に対して共感・受容・支持し、自分の意見や回答を述べてはいけないという点であり、受講者全員が苦戦しながらも熱心に参加しているのが印象的でした。
研修後のアンケートでは、「実践的で面白かった」、「新たな知見を得ることができたので会社で実践したい」、「講義内容と実習のバランスが良く、重要なポイントが理解できた」等の意見が多く見られました。
今後も三栄会では様々な研修を開催致しますので、会員各社からの積極的な受講生派遣を期待しています。
(東京三栄会研修委員 第一タンカー株式会社 総務・人事部 渡辺邦生)